まだ出ていない氷帝キャラと絡んでみよう!その3〜





「このローマン帝国の遺跡はどう?」

「遺跡になる前に見てるじゃねーか。
(そのあたりは土の縄張りだから奴ら、普段は真面目な顔してそんときだけ仕事放棄してでも絶対出てきてお前に絡むんだよ!)」



「カリプ海はいいでしょ?水だし、景吾も気持ちいいよ?」

「今の季節はだめだ。また連れてってやる。
(今は風のうぜぇ奴がそこらで遊んでるんだよ!お前は海辺の人間でも攫ってろつーの!)」



「じゃ、キリマンジャラ山は?この前噴火したんでしょ?噴火なんて見たことないからなー。」

「絶対、だめだ!
(火口なんて火で溢れてるに決まってんじゃねーか。あの老けキャラどーにかしてから来いっつうんだ。それなのにこいつにだけへらへらしやがって…)」







何やら言い争う二人。

内容はどこかへ遊びに行こうというなんとも可愛らしいもの。

最初は二人の会話も弾んでいたのですが、

どうやら景吾くんが様々な(個人的)理由からさんの挙げる候補地を却下しているようです。


「もー、景吾さっきからだめばっかり!どこだったらいいって言うのー!」

「それはだな…」


そのとき部屋に強い気配が満ちます。

知っている気配ではあるけれどここに、というか滅多にこの世界に来るような人ではないので二人が若干疑問に思っていると。




数瞬後、薔薇の背景ひっさげて現れたのは、やはりというかなんというか、我らが榊太郎御大でありました。




「榊さん…?」

小首をかしげて疑問を表すさんの仕草はとても可愛らしいものです。どこぞの仏頂面隊長もノックアウトなことでしょう。

勿論目じりを下げる榊太郎(外見43)と跡部くん。



「やぁ。今日も可愛いな、君は。」

跡部くんに目もくれず、まずは彼女の手をとり、キスを落とす榊さん。

一方の彼女は行為には慣れていても戸惑いっぱなしです。


「(あぁ、そう、可愛い…じゃなくてが喰われる!!)

…監督、今日はなんの御用ですか?」


横から平静を装って出てきた跡部くんを無視するわけにもいかず、

榊さん、ちっ、という声を隠して一瞬にして自らの背景を薔薇へと変え、説明を始めます。


「月夜の美しい晩、歩いていると、素晴らしくも儚い風景を見つけてしまってね…。

そこにいると君のことを思い出したんだ。

…君もなかなかこちらに来てくれないから、一目、会いたくなってね。」


君、と言いながら、触れるか触れないかの位置で頬を撫でるなど、アピールには欠かせません。

しかも気がつくと話しながら微妙に跡部くんと彼女の間に割って入る位置に移動しています。




大人の腹黒さ

いえいえ技術です、監督。




しかしそういったアピールには妙な慣れがあるさん。

「そうなんですかー。最近行けなくてすみません」

にこにことあっさり流します。

よっしゃ!と跡部くんが心の中でこぶしを握ったのも束の間、


「でも榊さん、そこ、綺麗なんですよね?」

「あぁ、そうだよ。」

「そこ、行きたいです!連れて行って頂けませんか?」

「今からいくと丁度いい。私が連れて行ってあげよう。」

「ありがとうございます〜。」


さり気なく肩を抱き、今にも空間を越えそうだった榊さん。素早いです。



わざわざ監督が誘いに来る→ しかも一人で= 邪魔されたくない= 準備万端!



事の重大さに気づいた跡部くんがやっと制止の声をかけます。

「だ、だめだ!危険だ!」

あまりに必死な様子の跡部くんにさんも上機嫌に振り返りながら答えます。

「大丈夫だよ〜景吾。榊さんも一緒なんだし。」

だから危険なんだろ

一応目上を敬う跡部くん、言いたいその一言が言えず、黙り込んでしまいます。

「?

(景吾機嫌悪いのかなー。さっきも却下ばっかり言ってたし。
あ、実はお出かけしたくなかったとか!
それなのに無理やり誘ったからいけなかったのかな…。)

…榊さん、行きましょうか?」


「あぁ、そうだね。」

「じゃ、景吾、遅くならないで帰ってくるからね〜」


軽やかに光を纏って消えて行った二人。

暫くは二人が消えていった空間を見つめていた跡部くん。

でしたが、我に返って。


「ぜってぇ邪魔してやる…!」


空に向かって誓うのでした。










榊さんの企みは成功するのか?

跡部くんは無事姫君を守れるのか?


氷の戦いの火蓋は、切って落とされたばかり…。



+++++++++++++++++++++

続きません(笑)
初登場時からあの格好に笑った榊さん。
これで本編とここで、氷帝キャラは全部出たかな? (編集 1/28 0:00)
掲示板再録


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